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ヒアルロン酸もはや推奨せず

変形性膝関節症ガイドライン改訂版を発表

米国整形外科学会(AAOS)は6月4日、変形性膝関節症治療に関する臨床診療ガイドライン(CPG)改訂版を発表した。ヒアルロン酸を推奨しないと明記した。変形性関節症(OA)は摩擦による消耗が原因の関節炎とも知られ、65歳以上に発症することが最も多い。米国では約3300万人がOAに罹患し、身体障害の主因となっている。

本CPGは膝関節置換術より侵襲性の少ない治療を対象としている。2009年CPGから変更された主要推奨事項は、アセトアミノフェンとヒアルロン酸に関する2点。アセトアミノフェンの推奨用量は4000 mgから3000 mg/日に減った。これはFDAが2009年以降にアセトアミノフェン使用者全般に対して変更したことによる。ヒアルロン酸の関節内注射は、14件の試験のメタ解析において臨床的に重要な改善を意味する最小閾値に達しておらず、症候性の変形性膝関節症治療法としてもはや推奨されないものとしている。


その他の重要な勧告は2009年と変わらず、「OAの症状のみで、関節内遊離体や半月板損傷など他の問題が見られない者には、関節鏡下洗浄治療は行わない」「BMI25超の者は最低5%減量する」「低負担の有酸素運動を積極的に取り入れる」などがある。患者が主体的に治療に取り組むことが、痛みを軽減し、良好な健康状態を実感するに最適な方法の一つである。太り気味であれば、減量が進行を遅らせるためにできる最善策でもある。

「変形性膝関節症の治療選択肢は多いが、全てが有効なわけではない。膝に問題を抱えている場合、主治医や整形外科医と密に協力しながら、各自に最適な治療を組み立てることが最善である」とAAOSガイドライン作成委員会委員長のJevsevar氏は述べている。


2013年7月11日 米国学会短信
http://www.m3.com/clinical/news/article/176386/?portalId=mailmag&mmp=EE131003&mc.l=21022655

| 整形外科 | 15:02 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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