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ネット依存:中高生51万人が「病的な使用」

 10万人超を対象にした初の全国調査で、インターネットに没頭してしまうなど依存の疑いの強い中高生が8%いたことが、厚生労働省の研究班(代表者・大井田隆日本大教授)の調査で分かった。「ネット依存」生徒は推計で全国で約51万8000人になる。依存が強いと睡眠の不調などを訴える割合も高く、研究班は「健康に影響が出ており、学校などでネットの健全な使い方を指導する必要がある」と指摘している。

 2012年度に全国の中学・高校から計264校を抽出して調査票を送付し、179校の生徒10万1134人から回答を得た。

 パソコンやスマートフォンなどを使ったチャットやメール、オンラインゲームなどインターネットへの依存度を、米国の研究者が作成し、世界的に使われているテストで調べた。「ネットで人間関係を台無しにしたことがあるか」など8項目の質問に「はい」か「いいえ」で答えてもらうもので、「はい」が5以上だと「病的な使用で依存の疑いが強い」、3〜4は「不適切な使用」、0〜2は「適切な使用」と分類される。

 調査結果によると、依存の疑いが強い生徒は、男子約6%、女子約10%で、全体では約8%(7952人)だった。中高別では中学は約6%、高校は約9%いた。研究班はこのデータから、依存の疑いの強い全国の生徒数を推計した。不適切な使用は約16%、適切な使用は約75%だった。

 また、直近の30日間で「眠りにつきにくいことがあったか」「午前中調子が悪いことがあったか」「気分が落ち込むことがあったか」などの問いに対し、「あった」と答えた割合は依存度が高いほど多く、依存の疑いの強い生徒は適切な使用の生徒より約5〜35ポイント高かった。

 成人を対象に08年度に実施した調査では、依存の疑いが強い人の割合は約2%だった。研究班メンバーの樋口進・久里浜医療センター院長は「子供の方が大人より依存に陥りやすい可能性がある」と話している。


毎日新聞 2013年08月01日 20時11分(最終更新 08月01日 21時09分)
http://mainichi.jp/select/news/20130802k0000m040048000c.html

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