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磁気刺激によるうつ病治療ガイドライン、概要が明らかに(要約)

新たなうつ病の治療法として注目されている反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)によるうつ病治療ガイドラインの概要が明らかになった。杏林大精神神経科学教室講師の鬼頭伸輔氏が、7月19~20日に北九州市で開催された日本うつ病学会総会で発表した。

rTMSは、非侵襲的に頭蓋内に電場を誘導させることで神経を刺激する。既に欧米では、抗うつ薬抵抗性のうつ病に対する治療法として実用化されている。


 現段階では、rTMSの対象患者は抗うつ薬治療抵抗性うつ病となる予定だ。双極性障害に対する治療効果のエビデンスはないことから、双極性障害は適応外となる。

 鬼頭氏は、「3~4種類の抗うつ薬抵抗性の患者にはrTMSも効きにくいため、2種類程度の抗うつ薬抵抗性の患者を対象とするのが適当だろう」と話す。

 海外ではクリニックなどの外来でrTMSによるうつ病治療が実施されているという。鬼頭氏は、あくまで私見とした上で、うつ病治療に占めるrTMSの位置づけとして、「選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)が効かない患者に対して、三環系抗うつ薬を処方する前段階でrTMSを試みるのがいいのではないか」と話した。

 ただし、磁気刺激の標準的な方法は、週5日の刺激を4週間継続することとなっている。ほぼ1カ月間毎日通院する必要があることから、治療を受けられる患者は限定されそうだ。

(2013/7/25 日経メディカルより)
http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/hotnews/int/201307/531781.html


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