2015年07月 | ARCHIVE-SELECT | 2015年09月

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断薬後も消えない症状

 依存性のあるベンゾジアゼピン系の睡眠薬、抗不安薬の漫然処方問題を、新聞で詳しく取り上げてから3年がたつ。当初は、「ベンゾは長く飲んでも安全」と言ってはばからない医師が多く、減薬の相談で主治医に記事を見せた患者が、「そんなものは読むな」と怒られることもあった。

 ベンゾ系薬剤は、短期の使用では高い効果を得られるが、服用を続けるうちに効かなくなる「耐性」や、飲まないと不安になる「精神依存」、量を減らすと体調が悪化する「身体依存」が生じやすい。過量服薬すると酒に酔ったような「脱抑制」状態になり、事件や事故を引き起こしたり、倒れて運ばれ救急現場を混乱させたりすることもある。

 欧米では1970年代から依存性が知られ、規定量を守っても生じる常用量依存の問題も、1980年代には指摘されていた。日本でも、ベンゾ系薬剤は「麻薬及び向精神薬取締法」の指定物質とされるなど、以前から注意を要する薬として扱われてきた。それなのに、日本の医師たちは依存の問題に無関心で、患者が長期服用に疑問を抱いても「安心」「安全」の連呼でやり過ごし、数多くの処方薬依存患者を生じさせた。

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| 精神科 | 09:10 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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乱用処方薬トップ5発表

 先日、興味深い報告があったので、睡眠薬・抗不安薬の負の側面を引き続き取り上げる。前回は、規定量でも長く飲むと生じかねない様々な問題を指摘したが、今回は、医療機関の受診をきっかけに引き起こされる処方薬乱用の問題を考えてみたい。

 下記のリストを見ていただきたい。覚醒剤や危険ドラッグの使用者を含む薬物関連精神疾患(急性中毒、有害な使用、依存症、精神病性障害など)の患者が、乱用した経験がある処方薬トップ5を示している。不適切な使用を招きやすい処方薬トップ5と言い換えることもできる。国立精神・神経医療研究センターや東京大学などの研究者が、厚生労働省科学研究費補助金を受けて2014年に行った「全国の精神科医療施設における薬物関連精神疾患の実態調査」の最新報告書から抜き出してみた。

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| 精神科 | 09:03 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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